「~🦷歯じめまして🦷~」
【Kuniデンタルクリニックの歯の豆知識プログです】
長久手市歯科のKuniデンタルクリニックの院長の山村です。
本日は【歯科麻酔について】お話していきます。
前半と後半の二部構成でやっていきます
[歯科麻酔】
歯医者さんで虫歯の治療をする時、麻酔をして治療を行うことが多いと思います。
麻酔は痛みを感じなくさせて治療を行うことができるので
虫歯の治療はもちろん親知らずを抜く時など、
一度は経験されたことがある方が多いのではないでしょうか。
麻酔が効いてしまえば痛みなく快適にできますが
麻酔をするための注射の痛みなどで不安に思われる方
また歯医者さん自体も慣れなくて緊張されている方など様々いらっしゃるかと思います。
このような不安や心配な気持ちで麻酔をすると
気分が悪い、意識がぼんやりしてくる、心臓がドキドキするなど
症状がでることがあります。心臓がドキドキするのは、
アドレナリンといって血が止まりやすいように血管を収縮させる作用
をもつ成分が添加されているため、どうしても起こってしまいます。
麻酔の中で、歯科で起こりやすいのは
「血管迷走神経反射(けっかんめいそうしんけいはんしゃ)」と言います。
【血管迷走神経反射】
過度な緊張やストレスが強すぎると麻酔をしたときの刺激で血圧が下がってしまい
身体がふらつく、意識がぼんやりする、めまいがする、しんどといったことがあります。
立ち眩みに似た症状です。
ほかにも【過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)】
といって呼吸を何度も頻回に繰り返してしまい、
うまく酸素が取り込めない状態になってしまい呼吸がしにくい状態になったりします。
他にも薬自体にアレルギーがあるとかゆみがでて、呼吸が苦しくなることもあります。
日常の診療で1番多いのが血管迷走神経反射です。
多くの方が麻酔を打ったあとに気分が悪くなった、
アレルギーが出たと問診票に書いてあるのはこの血管迷走神経反射である事が多いです。
さらに実際の麻酔アレルギーは頻度としてはかなり低いです。
この麻酔のアレルギーは皆さんも聞いたことがある
アナフィラキシーショックというやつです。
【アナフィラキシーショック】
実際にアナフィラキシーショックが起こると歯科医院では対応が難しく
救急車を呼んで大きな病院にいって処置をしなければなりません。
アレルギーが出たと問診票に書いてある方もよくよく聞くと
ほとんどは血管迷走神経反射で
自分でアレルギーと思い込んでいる方が多いようです。
【途中で気分が悪くなったら???】
麻酔をしている途中でも、気分が悪いなど、いつもと何か変わった症状があれば
必ず申告しましょう。早い段階であれば横になって休憩するなどで回復していきます。
我慢して状態が悪くなってしまうと、
大きな病院にいって処置が必要になってしまうこともあります。
また今まで麻酔や採血などをしていてそういった経験がある場合は、
最初にお話いただけるといいと思います。
しっかりとお時間をとりながら治療をさせて頂きます。
他にも睡眠不足などで身体が疲れているときも起こりやすいので、
治療がある場合は体調を整えてきて頂けるといいとおもいます。
【まとめ】
長久手市歯科のKuniデンタルクリニックではできるだけ麻酔の注射の痛みが少ない様にするために、
注射の前に表面の麻酔を使用しています。また、患者様にできる限り痛みを
少なくして麻酔をできるように工夫もしております。
また、無理な治療も体に負担がかかってしまいますので
当日の体調や患者様の気持ちに添いながら治療するかどうか決めていきます。
無理な治療は医院として行わないようにしていますので患者様と相談しながら進めていきます。