【強い食いしばりなどからおこる知覚過敏】
【Kuniデンタルクリニックの歯の豆知識プログです】
皆様~🦷歯じめまして🦷~
長久手市久保山Kuniデンタルクリニックの院長の山村です。
本日は、「強い食いしばりなどからおこる知覚過敏について説明します」
[TCH]
皆さんは『TCH』という言葉を聞いたことありませんか?
全く聞きなれない言葉だと思います。
これは
『Tooth Contactinng Habit』(トゥース コンタクティング ハビット)
の略語で、日本語では
『上下歯列接触癖(じょうげしれつせっしょくへき)』
と言います。
どういう意味でしょうか?
『無意識中やリラックスしている状態であっても上下の歯が接触している癖』
という意味です。
安静時、つまり食事などをしていない時、
上下の歯は基本的にはお口を閉じていても
1~3㎜位隙間が空いていて上の歯と下の歯が接触していない事が
望ましいのですが、これが常にグッとかみしめてしまって
常に上の歯と下の歯が接触していると言うのが
『TCH』というものなんです。
例えば スマホを観たり、本を読んだり、
そんな何気ない時の上下の歯位置なんて
気にしたことがほとんどです。
ところが、この状態のときに常に上の歯と下の歯があたって
嚙みしめていると大きな負担となります。
常に歯に力が加わる事で、歯の血管や神経が圧迫されてしまい、
虫歯や歯周病ではないのに歯がしみたり痛みが出る『知覚過敏』や、
物を噛むと痛い『かみあわせの違和感』等の原因となるのです。
しみる症状がある場合、虫歯のしみる症状とは違い全体的にしみる症状が
でる場合が多いです。しみる範囲が広いのも特徴です。
ひどい場合は、あごが痛くなったり、
耳鳴りや肩こりや頭痛などお口周りにも影響を及ぼしていきます。
また、歯自体にも負担がかかるので目では見えない亀裂やヒビができたり
そこから二次的な虫歯になったり歯が割れれたりする場合もあります。
パソコン作業などで集中する事が多い仕事の方や、
下を向いた姿勢でする仕事の方などは、
知らず知らずのうちに かみしめてしまっている方が
多くなる傾向があります
【目でわかる状態は何でしょうか?】
お口の中を見てみて下さい。
舌の先や両端にヒダの様な歯の痕や、
ほっぺたの内側に白いすじの様な物(圧痕といいます)はありませんか?
これらがある方は『TCH』の可能性があります。
ただ、この『TCH』は、睡眠時の歯ぎしりや
食いしばり等無意識時の癖とは違い、
起きているときの習癖なので、日常的なトレーニングをする事で、
コントロールする事ができます。
【TCHをコントロールするには?】
まず日中にご自身を観察してみてください。
「急にふと今かみしめていたな」と思えば上下の歯を離してください。
初めは慣れないので気づいたら離すを日中繰り返してください
これを習慣的ににやることで
歯の負担やあごの負担などがおさまってきます。
是非一度、ご自身の「安静時の歯の位置」を意識してにてはいかがでしょうか。
【まとめ】
また、すでに知覚過敏や咬合異常を感じている方や、
圧痕が気になる方は
長久手歯科のKuniデンタルクリニックを受診して、
診断を受けられることをおすめします。
皆様のお口の健康を通じて全身の生涯健康を目指しております。
お口のケアの相談など不安な方や心配な方などぜひ、
一度ご来院ください。お待ちしております。