【Kuniデンタルクリニックの歯の豆知識プログです】
皆様~🦷歯じめまして🦷~
長久手市歯科のKuniデンタルクリニックです。
【保険の白い被せものとは??】
歯科の被せもの種類で最近保険導入された
白い被せものについいて本日は説明していきます。
現在保険治療で金属を使用しない被せものは
【ハイブリッドインレー】や【ハイブリッドクラウン】
という言葉を使います。
聞いたことがある方もいると思います。
でもこのハイブリッドってなんなのでしょうか??
【ハイブリッドとは?】
そもそもハイブリッドとは複合のという意味をいいます。
つまりハイブリッドカーは電気とガスの複合の車という意味ですよね。
それでは歯科材料の
ハイブリッドインレーやハイブリッドクラウンは何が複合されているのでしょうか??
それはセラミックとレジン(プラスチック)を混ぜた材料なのです。
自費で使用されるセラミックに比べプラスチックが入っているためより
柔らかく噛み合わせの歯にも優しい材料です。
それだけ聞くと
「白いし保険適応だしめちゃくちゃいい材料と思われる方が多いとおもいます」
が実際は自費のセラミックの材料よりはレジン(プラスチック)に
近い材料で強化型レジン(プラスチック)という
言い方が正しいと言えましょう。
レジンに近い材料なので色調はセラミックに劣り、
水分を吸収する性質があり経年的に色も変化します。
10年くらい前はセラミックのインレーは非常に難しかったのですが、
ここ5年くらいで非常にいいセラミックの材料が出てきたのと、
CAD/CAMの技術が発達してきたので
セラミックインレーが非常に手軽にできるようななりました。
そのためハイブリッドは最近はやや下火というのが実情です。
いい言い方をすれば
セラミックとレジンの合いの子でいいとこ取りと言えますが、
悪い言い方をすれば中途半端な材料と言えます。
ハイブリッドは必ず色調変化が起こります。
これはどんなハイブリッド材料を使用しても避けることはできません。
ただし、銀歯に比べると体に優しく歯と接着してくっつきます。
【ハイブリッドの長所は??】
ハイブリッドにも長所はあります。
それは修理が比較的容易にできるということです
つまりセラミックは欠けたりしたら補修はできません。
セラミックは1000度以上の高温で焼いて仕上げますので
口の中でセラミックを盛ったりすることはできません。
しかしレジン(プラスチック)の性質を持つ
ハイブリッドは口の中で補修することができます。
つまり壊れたり欠けたりしやすい方にはいい材料と言えましょう。
歯ぎしりが強かったり力が強くかかる部位など
補修がいる可能性が高い方にはいいと思います。
場合によってはインプラントのかぶせ物に使用する場合もあります。
しかし前歯など審美的な要素が高い部分にはにはほとんど使用しません。
なぜなら劣化して審美性も悪くなってきます。
そしてそれをその都度交換しなければいけないからです。
保険の銀の材料よりはいいですが結局は色調が変わってくるのです。
【まとめ】
ハイブリッドは初めは綺麗な色調ですが色は変わってきてすり減ってきます。
材料を選ぶときはきちんと名前だけでなく
どのような特徴があるのかも吟味して選ぶといいと思います。
長久手市歯医者のKuniデンタルクリニックでは
治療の計画をしっかり説明し皆様が納得されるやり方で
相談しながら治療を進めていきます。
安心して通っていただける空間を提供します。