【徹底比較】後悔しないために知っておきたい！セラミック治療と銀歯治療の違い
「～🦷歯じめまして🦷～」
【Kuniデンタルクリニックの歯の豆知識プログです】
長久手市はなみずき通駅から徒歩2分の場所にある歯医者
Kuniデンタルクリニックの院長の山村です。
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「虫歯を治療したけれど、銀歯が目立って気になる…」「銀歯からセラミックにしたいけど、何が違うの？」このようなご相談で来院される患者様が数多くいらっしゃいます。虫歯治療で詰め物や被せ物を選ぶ際、多くの方が「銀歯」と「セラミック」のどちらが良いのか悩まれるのではないでしょうか。今回は、皆さんが後悔しない治療選択ができるよう、歯科医師の視点から「セラミック治療」と「銀歯治療」の違いを、メリット・デメリット、費用、そして健康面まで含めて徹底的に比較解説していきます。ぜひ最後までお読みいただき、ご自身のライフスタイルや価値観に合った最適な選択を見つけるためのお役立てください。
- 歯科治療における詰め物・被せ物の役割とは？
虫歯治療では、虫歯になった部分を削り取り、その削った部分を補うために「詰め物（インレー）」や「被せ物（クラウン）」を使用します。これは、歯の機能（噛むこと）を回復させ、細菌の侵入を防ぎ、残っている歯を守るために非常に重要な役割を担っています。詰め物・被せ物の素材は多岐にわたりますが、日本では古くから「銀歯」が主流でした。しかし近年では、見た目の美しさや機能性、そして健康面への配慮から「セラミック」「レジン（プラスチック）」など金属を使用しない材料を選ぶ方が増えています。
- 「銀歯（保険適用）」のメリット・デメリット
まずは、保険診療で一般的に行われる「銀歯治療」について詳しく見ていきましょう。
メリット：保険適用で安価、治療期間が短い
銀歯の最大のメリットは、保険が適用されるため、自己負担額が比較的少ない点です。費用を気にされる方にとっては、選択しやすい治療と言えるでしょう。
②強い噛み合わせの部位や被せ物が薄くなる場合なども強度があるため作製が可能
銀歯の場合、金属のため歯ぎしりが強く負荷がすごいかかる歯、噛み合わせの影響でどうしても被せ物の厚みが薄くなる場合でも、作製できる。白い材料の場合はどうしても割れた り、かける場合がある。
デメリット：見た目、金属アレルギー、虫歯の再発リスク、歯への負担
残念ながら、銀歯にはいくつかのデメリットが存在します。
①見た目の問題（審美性の低さ）口を開けた時に銀色が目立つため、見た目を気にされる方にとっては大きな悩みとなります。特に前歯に近い部分では、会話や笑顔の際に視線が集中してしまうことも。
②金属アレルギーのリスク
銀歯には金銀パラジウム合金という金属が使用されています。この金属が原因で、口の中だけでなく、全身にじんましん、湿疹、かゆみなどの金属アレルギー症状を引き起こすことがあります。原因不明の体調不良が実は銀歯が原因だった、というケースも少なくありません
③二次虫歯（虫歯の再発）のリスクが高い
銀歯は、歯と詰め物・被せ物の間にわずかな隙間が生じやすい特徴があります。この隙間から細菌が侵入しやすく、中で虫歯が再発してしまう「二次虫歯」のリスクが高いとされています。二次虫歯は発見が遅れると、神経を抜く処置が必要になったり、最悪の場合抜歯に至ることもあります。
④歯への負担と接着性の問題
銀歯は歯と化学的に接着するのではなく、物理的にセメントで固定されます。そのため、時間が経つとセメントが劣化し、銀歯が外れやすくなったり、上述の隙間が生じやすくなります。また、熱伝導率が高いため、冷たいものや熱いものがしみやすいと感じる方もいらっしゃいます。
⑤歯ぐきの変色
長期間銀歯を使用していると、金属イオンが溶け出して歯ぐきに沈着し、歯ぐきが黒ずんでしまう「メタルタトゥー」と呼ばれる現象が起こることがあります。
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- 「セラミック（自費診療）」のメリット・デメリット
次に、見た目の美しさと機能性の高さで注目される「セラミック治療」について見ていきましょう。
メリット：圧倒的な審美性、金属アレルギーの心配なし、虫歯の再発リスクが低い、歯への負担が少ない、長持ち
セラミックは、まさに「歯の宝石」とも言える素材です。
- 圧倒的な審美性（天然歯のような美しさ）
セラミックは陶器の一種であり、透明感や色調を天然歯に限りなく近づけることができます。まるで自分の歯と見分けがつかないほどの自然な仕上がりになるため、口元を気にせず、自信を持って笑うことができるようになります。Kuniデンタルクリニックでは、患者様一人ひとりの歯の色や形に合わせてオーダーメイドで製作し、より自然な美しさを追求します。
- 金属アレルギーの心配がない
セラミックは金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。現在金属アレルギーでお悩みの方も、将来アレルギー発症がご不安な方も、安心して治療を受けていただけます。
- 二次虫歯（虫歯の再発）のリスクが低い
セラミックは歯と強固に接着するため、隙間ができにくく、細菌の侵入を防ぎます。これにより、二次虫歯のリスクを大幅に低減することができます。長期的に見ても歯の健康を守る上で非常に優れています。
- 歯垢（プラーク）が付着しにくい
セラミックの表面は非常に滑らかで、歯垢や着色汚れ（ステイン）が付着しにくいという特性があります。これにより、虫歯や歯周病のリスクを低減し、お口の中を清潔に保ちやすくなります。
- 歯への負担が少ない
適切な設計と精密な接着により、歯への負担を最小限に抑えることができます。また、天然歯に近い硬さを持つため、噛み合う歯への負担も少ないと言われています。
- 長持ちする
適切なお手入れと定期的なメンテナンスを行うことで、セラミックは非常に長期間美しい状態を保つことができます。平均的な寿命は銀歯の約2倍以上とも言われており、経済的な観点からも長期的に見ればお得になるケースもあります。
デメリット：費用、保険適用外
- 費用が高い（自費診療）
セラミック治療は保険適用外の「自費診療」となるため、費用は銀歯治療に比べて高くなります。しかし、その費用に見合うだけの審美性、機能性、そして長期的な安定性・健康効果が得られると考えることができます。
- 治療期間が銀歯よりもかかる場合がある
精密な型取りや技工士による製作期間が必要となるため、銀歯に比べて治療期間が長くなることがあります。しかし、その分だけ質の高い治療を提供できるよう、当院では患者様にご理解いただいております。
- 患者様の歯の状態によっては割れたりかけたりするリスクがある
- 永久的ではない
自費治療の場合でも被せ物などは人工物なため経年劣化など起こります。そのため、定期的に検診してもらいましょう
- 審美性だけじゃない！セラミックがもたらす「健康」へのメリット
セラミック治療は「見た目がきれいになる」というイメージが強いかもしれませんが、実はそれ以上に「健康」への多大なメリットがあります。
- 金属アレルギーの回避
前述の通り、金属アレルギーの原因となる金属を一切使用しないため、アレルギー症状に悩まされることがありません。全身の健康維持にも繋がります。
- 二次虫歯予防による歯の寿命延長
精密な接着と適合性により、二次虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。これは、ご自身の歯を長く健康に保つ上で非常に重要なポイントです。虫歯が再発し、そのたびに削り直していると、最終的には歯を失うことにもなりかねません。セラミックは、ご自身の歯を守るための「投資」と言えるでしょう。
- プラークの付着抑制による歯周病予防
表面が滑らかなセラミックはプラークが付着しにくいため、虫歯だけでなく歯周病の予防にも効果的です。歯周病は全身の健康にも影響を及ぼすことが知られていますので、お口の中の清潔を保つことは全身の健康に繋がります。
- 自然な噛み合わせの維持
セラミックは天然歯に近い摩耗性を持つため、噛み合う歯に過度な負担をかけることが少なく、自然な噛み合わせを長期的に維持しやすいという特徴があります。
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- 種類も色々！セラミック素材の種類と特徴
- オールセラミック
その名の通り、全てがセラミック（陶材）でできている素材です。透明感が高く、最も天然歯に近い色合いや質感を再現できるため、審美性を最も重視する方におすすめです。主に前歯の治療に用いられますが、奥歯にも使用可能です。
- ジルコニアセラミック
人工ダイヤモンドとも呼ばれる「ジルコニア」を内側に使用し、その上からセラミックを焼き付けた素材です。ジルコニアは非常に強度が高く、奥歯の被せ物など、強い力がかかる部分にも安心して使用できます。審美性と耐久性を兼ね備えたバランスの取れた素材です。
- e-max（二ケイ酸リチウムガラスセラミック）
特殊なガラスセラミックの一種で、高い審美性と天然歯に近いしなやかさを持ち合わせています。オールセラミックほどの透明感はありませんが、天然歯への優しさと耐久性を両立させたい場合に選ばれることが多いです。主にインレー（詰め物）や、前歯のクラウン（被せ物）に用いられます
- ハイブリッドセラミック（保険適応）
セラミックと歯科用プラスチック（レジン）を混ぜ合わせた素材です。セラミック単体よりも費用を抑えられますが、オールセラミックやジルコニアに比べると、透明感や耐久性、変色しにくさでは劣ります。保険適用になり治療範囲は広まり、金属を使用しない材料が身近にできます
- 銀歯からセラミックへ！「やり替え治療」のすすめ
「昔治療した銀歯が気になる」「銀歯の下が虫歯になっていないか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。Kuniデンタルクリニックでは、現在入っている銀歯をセラミックにやり替える治療を積極的に行っています。ただし、虫歯ではない歯を治療する場合、治療後にしみる症状や違和感や痛みが出てしまうケースも稀にあるため本当に治療が必要かどうかリスクを考慮しながら歯科医師とご相談のうえに決めましょう。また、銀歯を外してみると、中で二次虫歯が進行していたり、歯にひびが入っていたりすることが少なくありません。銀歯をセラミックにやり替えることは、見た目の改善だけでなく、お口の中の健康状態を根本から改善し、ご自身の歯を長持ちさせるための非常に有効な選択肢となります。
銀歯を外す際も、マイクロスコープやルーペを使用し、精密かつ丁寧に処置を行うことで、残っている健康な歯を最大限に保護します。銀歯でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
- Kuniデンタルクリニックが考える「あなたに最適な治療」とは
当院では、患者様一人ひとりのライフスタイル、お口の状態、そして治療へのご希望をじっくりお伺いし、最適な治療法をご提案することに重点を置いています。「費用を抑えたい」「とにかく早く治したい」という方もいれば、「見た目を美しくしたい」「金属アレルギーが心配」「長期的に歯を守りたい」という方もいらっしゃるでしょう。私たちは、単に虫歯を治すだけでなく、患者様が「どんな口元になりたいか」「将来的にどんなお口の状態でいたいか」という点まで深く掘り下げてカウンセリングを行います。そして、銀歯とセラミック、それぞれのメリット・デメリットを包み隠さずお伝えし、患者様ご自身が納得して治療を選択できるよう、丁寧な説明を心がけています。無理に高価な治療を勧めることは一切ございません。患者様にとって本当に必要な治療、そしてご納得いただける治療をご提供することが、私たちの使命だと考えています。
- よくある質問（Q&A）
Q1. セラミックは割れたり欠けたりしませんか？
A1. セラミックは陶器なので、強い衝撃や非常に硬いものを噛んだ際に割れたり欠けたりする可能性はゼロではありません。しかし、Kuniデンタルクリニックでは、患者様の噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりの有無などを考慮し、最適な素材の選択と精密な設計を行うことで、そのリスクを最小限に抑えています。万が一割れてしまった場合でも、状態によっては修理が可能ですので、まずはご相談ください。
Q2. セラミックにすると、ホワイトニングはできますか？
A2. セラミック自体はホワイトニング剤では白くなりません。セラミック治療後にホワイトニングをされる場合は、セラミック以外の天然歯の色に合わせてセラミックを製作するか、ホワイトニング後にセラミックを製作することをおすすめします。もし現在入っているセラミック以外の歯を白くしたい場合は可能ですので、ご相談ください。
Q3. セラミックは変色しないのですか？
A3. セラミックは陶器であり、吸水性がほとんどないため、飲食物による着色や経年による変色はほとんどありません。長期間にわたって美しい白さを保つことができます。一方、保険適応素材に関してはハイブリッドセラミックはレジンが含まれるため、年月の経過とともに若干の変色や汚れの付着は他の材料に比べて起こる可能性があります。
Q4. 保険の白い歯（CAD/CAM冠）とセラミックは何が違うのですか？
A4. 保険の白い歯（CAD/CAM冠）は、プラスチックとセラミックの混合素材で、保険適用で白い歯を入れることができる詰め物・被せ物です。見た目は銀歯より自然ですが、セラミック単体に比べると透明感や耐久性、プラークの付着しにくさ、変色しにくさで劣ります。また、適用される歯や部位に制限があります。セラミックは自費診療ですが、圧倒的な審美性、耐久性、生体親和性、二次虫歯予防効果など、あらゆる面で優れています。
Q5. 治療後に注意することはありますか？
A5. セラミック治療後は、天然歯と同様に丁寧な歯磨きと、定期的な歯科医院でのメンテナンスが非常に重要です。特に、歯ぎしりや食いしばりがある方は、歯を守るためにナイトガード（マウスピース）の使用をおすすめすることがあります。当院では、治療後の長期的な安定をサポートするため、一人ひとりに合わせたメンテナンスプランをご提案しています。
- まとめ
今回は、セラミック治療と銀歯治療の具体的な違いについて、多角的に解説いたしました。銀歯治療は、費用を抑えて治療を終えたい方には良い選択肢ですが、見た目、金属アレルギー、そして二次虫歯のリスクといったデメリットも無視できません。
一方、セラミック治療は、初期費用はかかるものの、
- 天然歯と見分けがつかないほどの圧倒的な美しさ
- 金属アレルギーの心配がない身体への優しさ
- 二次虫歯のリスクを大幅に低減し、歯を長持ちさせる効果
- プラークが付着しにくく、清潔を保ちやすい
- 適切なケアで長期間安定する耐久性
といった、審美性、機能性、そして何よりも「健康」への大きなメリットがあります。Kuniデンタルクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、最新の設備と技術を導入し、丁寧なカウンセリングを通じて、お一人おひとりに最適な治療プランをご提案しています。「銀歯が気になる」「これから虫歯治療を考えているけれど、どの素材が良いか分からない」そうお考えの方は、ぜひ一度、愛知県長久手市のKuniデンタルクリニックへご相談ください。
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院長山村邦仁
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