「歯の神経を抜く」と言われたら?長久手の歯科医が解説する『根管治療』の重要性と成功の秘訣

「~🦷歯じめまして🦷~」
【Kuniデンタルクリニックの歯の豆知識プログです】
長久手市はなみずき通駅から徒歩2分の場所にある歯医者
Kuniデンタルクリニックの院長の山村です。

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こんにちは。愛知県長久手市、はなみずき通駅近くにある「Kuniデンタルクリニック」院長の山村邦仁です。皆様は、歯医者さんで「この歯は神経を抜く必要があります」や「根っこの治療(根管治療)をしましょう」と言われた経験はありますか?「神経を抜くなんて怖い」「通院回数が多くて大変そう」……そんな不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実は、この「根管治療(こんかんちりょう)」こそが、**ご自身の歯を抜かずに使い続けるための「最後の砦(とりで)」**とも言える非常に重要な治療なのです。建物で言えば「基礎工事」にあたります。どんなに綺麗な被せ物をしても、基礎である根っこが健康でなければ、その歯は長く持ちません。今回は、当院でも特に力を入れているこの「根管治療」について、なぜ必要なのか、具体的に何をするのか、そして治療を成功させるためのポイントについて、詳しく解説していきたいと思います。

歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが、その内部には「歯髄(しずい)」と呼ばれる神経や血管が通っている管があります。これが「根管(こんかん)」です。虫歯が進行して、細菌がこの根管の中(神経)まで到達してしまうと、ズキズキとした激しい痛みが出たり、あるいは神経が死んで腐ってしまったりします。さらに放置すると、細菌は歯の根の先から顎の骨へと広がり、「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」という病気を引き起こし、顔が腫れたり、膿(うみ)が溜まったりします。ここまで進行してしまった歯は、自然治癒することはありません。昔であれば抜歯をするしかなかったケースも多いですが、歯の内部の汚染された神経や血管を取り除き、徹底的に洗浄・消毒することで、歯を抜かずに保存する治療法、それが**「根管治療」**です。つまり、根管治療の最大の目的は、**「細菌感染を取り除き、ご自身の歯を抜歯から救うこと」**にあります。
では、実際にどのような手順で治療が進むのでしょうか。一般的な流れをご説明します。
① 感染部位の除去(抜髄(ばつずい)・感染根管処置)


まずは虫歯になっている部分を削り取り、歯の神経が入っている空間へアクセスします。専用の器具(ファイル)を使い、炎症を起こした神経や、過去に治療して再び感染してしまった古い詰め物、感染した歯質を丁寧に取り除きます。当医院はニッケルチタンファイルを使用しております
② 根管内の洗浄・消毒

ここが非常に重要なステップです。根管の形は人によって異なり、複雑に曲がっていたり、網目のように枝分かれしていたりします。物理的に汚れを取るだけでなく、薬剤を使って根管の隅々まで洗浄し、細菌を限りなくゼロに近づけるよう消毒を繰り返します。※この工程は、細菌の状態によって数回の通院が必要になることがあります。
*当医院ラバーダム防湿またはZooを使用します。原則根管治療中は、お口をゆすぐのはできません。そのため、しっかりとこちらで唾液等は苦しくならないように対応させていただきます
③ 根管充填(こんかんじゅうてん)

痛みや膿がなくなり、根管内が無菌状態に近づいたことが確認できたら、空洞になった根管内に、再び細菌が入り込まないように隙間を人工物で詰め込み、密閉します。
④ 土台と被せ物の作製
根管治療を終えた歯は、神経がないため栄養が行き届かず、脆くなっています。そのため、強度を補うための土台(コア)を立てて、その上に被せ物(クラウン)を装着します。これにより、再び噛める機能を取り戻します。
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【「痛みが消えたから通院をやめる」のが一番危険!】

診療をしていて最も心配なのが、治療の途中で患者様が来院されなくなってしまうことです。
「最初の数回で痛みが消えたから、もう治ったんだろう」と自己判断してしまう方がいらっしゃいますが、これは非常に危険です。
治療途中の歯は、言わば「お腹を開術したままの手術中」のような状態です。仮の蓋(フタ)はあくまで一時的なもので、時間が経てば隙間から新たな細菌が侵入します。
もし治療を中断してしまうと、残っていた細菌が爆発的に増殖し、再度激痛に襲われたり、最悪の場合は治療不可能となり**「抜歯」**に至るケースが非常に多いのです。根管治療は、目に見えない細菌との戦いです。回数がかかってしまうこともありますが、どうか最後まで根気よく通っていただくようお願いいたします。
【根管治療の難しさと、当院の取り組み】

「根管治療をしたのに、また痛くなった」という話を聞いたことはありませんか?
残念ながら、日本の保険診療における根管治療の成功率は、必ずしも高いとは言えないというデータも過去にはありました。その理由は、根管の構造が非常に複雑で、肉眼では見えないレベルの細かさが要求されるからです。長久手市のKuniデンタルクリニックでは、可能な限り再発を防ぎ、歯を長く残すために、精密な診断と丁寧な処置を心がけています。
■ CTによる三次元的な診断

従来のレントゲン(二次元)では、複雑な根の形や、骨の裏側に隠れた病巣を正確に把握しきれないことがあります。当院では歯科用CTを活用し、歯の根の形態や病巣の広がりを三次元的に確認します。これにより、見落としのない的確なアプローチが可能になります。
■ マイクロスコープによる治療

目視だけでは見えないところもしっかりと確認できます。細い根っこの入り口や清掃や虫歯の取り残しも細かい治療になるためより精度を上げることができます
■ ラバーダム防湿またはZooの使用

根管治療の間は、基本的に口はゆすぐことができません。それは、唾液が治療中の根っこに入らないようにするためです。唾液の中に細菌がたくさんいるためそれが根っこの中に侵入すると予後がわるくなり成功率が下がります。そのため、当医院では唾液を侵入させないためにラバーダム防湿(治療する歯だけをゴムのシートで隔離する方法)またはZoo(徹底した防湿環境作りを行い、細菌の侵入をブロックする体制)を使用して行います。
(※症例により、精密根管治療のご提案も可能です。詳細はお気軽にご相談ください。)
【治療後のケアが「歯の寿命」を決める】

無事に根管治療が終わり、被せ物が入ったらゴール……ではありません。神経を失った歯は、枯れ木のように脆くなっており、虫歯になっても「痛み」というSOSサインを出せません。つまり、次に虫歯になった時は、気づいた時には手遅れ(抜歯)になってしまうリスクが高いのです。だからこそ、治療後は**「定期検診(メンテナンス)」**がこれまで以上に重要になります。ご自宅でのセルフケアに加え、歯科医院でのプロフェッショナルケアを受けることで、治療した歯を長持ちさせ、他の健康な歯を守ることにも繋がります。
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【根管治療のよくある質問 Q&A】

Q1. 治療は痛いですか?
A.治療中は局所麻酔をしっかり効かせますので、基本的に痛みを感じることはありません。痛みに敏感な方や不安が強い方には、麻酔の方法を工夫するなど配慮いたしますので、遠慮なくおっしゃってください。
ただし、根の先に膿が溜まっているなど炎症が強い場合は、麻酔が効きにくいことがあります。その際は無理に治療を進めず、一度お薬で炎症を抑えてから処置を行うこともあります。
また、治療後に麻酔が切れた際、一時的にズキズキとした痛みや、噛んだ時の違和感が出ることがありますが、痛み止めを処方しますのでご安心ください。
Q2. 何回くらい通院が必要ですか?
A.歯の状態や根の形、感染の度合いによって大きく異なります。
前歯など根が単純な形であれば2〜3回で終わることもありますが、奥歯など根が複数あったり、複雑に曲がっていたりする場合、また再治療(以前に根管治療をした歯のやり直し)の場合は、5回〜数ヶ月程度の期間がかかることもあります。
「先が見えなくて不安」ということがないよう、当院では治療の進み具合をその都度ご説明いたします。
Q3. 神経を取ったのに、なぜ治療後に痛むことがあるのですか?
A.「神経を取った=痛くない」と思われるかもしれませんが、痛みを感じるのは歯の内部だけではありません。
根管治療は、歯の根っこの先にある「歯根膜(しこんまく)」というクッションのような組織や、周囲の骨に刺激を与える処置でもあります。そのため、治療による刺激で一時的に周囲の組織が炎症を起こし、噛むと痛かったり、浮いたような感じがしたりすることがあります。通常は数日〜1週間程度で治まります。
Q4. 治療を途中でやめてもいいですか?
A.絶対に中断しないでください。
根管治療の途中で通院をやめてしまうと、仮の蓋の隙間から細菌が入り込み、内部で爆発的に繁殖します。そうなると、本来なら残せたはずの歯を抜歯せざるを得なくなります。
お仕事などで通院の間隔が空いてしまう場合は、必ず事前にご相談ください。状況に合わせた処置を行います。
Q5. 妊娠中や授乳中でも根管治療は受けられますか?
A.はい、基本的には可能です。
妊娠中の場合、安定期(5ヶ月〜7ヶ月)であれば比較的安全に治療が行えます。レントゲン撮影やお薬の処方も、赤ちゃんへの影響が極めて少ないものを選択し、細心の注意を払って行います。
放置して痛みによるストレスが続くことの方が母体に良くない場合も多いため、まずはご相談ください。授乳中の方も、お薬の服用タイミングなどを指導いたしますので安心してください。
Q6.神経を取ると歯がもろくなるのは本当ですか?
A・神経を取った歯は、神経を取ってない歯よりも弱くなります。神経をとることで歯に栄養がいかなくなります。そのため神経を取った歯が根っこで折れたり、ヒビがはいったりする場合もあります。また、神経を保存するための適切な処置等をしても歯に症状がある場合は無理に残すことは逆にその歯の寿命も短くする場合もありますのでしっかりと歯科医師とご相談しましょう。
【まとめ】〜長久手で歯のお悩みはKuniデンタルクリニックへ〜
「自分の歯で美味しく食事をする」これは、全身の健康と豊かな人生を送るための基本です。Kuniデンタルクリニックでは、たとえ重度の虫歯であっても、安易に抜歯を選ぶのではなく、根管治療を通じて**「可能な限り歯を残す」**ことに全力を尽くします。「他院で抜歯と言われたけれど、諦めきれない」「治療したはずの歯がうずく」「長久手市で丁寧に説明してくれる歯医者を探している」そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。小さなお子様からご高齢の方まで、地域の皆様が安心して通える歯科医院として、お一人おひとりの歯の悩みに真摯に向き合います。皆様のご来院を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

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院長山村邦仁

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