【睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは??】
【Kuniデンタルクリニックの歯の豆知識プログです】
長久手市はなみずき通駅から徒歩2分の場所にある歯医者、
Kuniデンタルクリニックです。
皆様🦷歯🦷じめまして、院長の山村です。
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最近よく「睡眠時無呼吸症候群」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか???「いびき」や「眠気」とういうワードが良く「睡眠時無呼吸症候群」においてはキーワードになってきます。「睡眠時無呼吸症候群」とはどんな病気なのか、今回は説明していきます。よかったらどうぞ参考にしてください。
【睡眠時無呼吸症候群とは?】
睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる疾患のことです。
一般的な特徴は、【いびき】である。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の定義とは何でしょうか??
WHOが示している定義は「一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上おこるか、睡眠一時間あたりの無呼吸数や低呼吸数が5回以上の場合」となっています。また、重症度を示す数値としてAHI(Apnea-Hypoxia-index)無呼吸・低呼吸指数というものがあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)重症度の分
AHIとは…睡眠時無呼吸症候群の程度表す基準
AHI=(無呼吸数+低呼吸数)÷睡眠時間
(成人の無呼吸症候群診断と診療のためのガイドライン2005より)
軽症 |
5≦AHI<15 |
中程度 |
15≦AHI<30 |
重症 |
30≦AHI |
無呼吸:口、鼻の気流が10秒以上停止する
低呼吸:10秒以上換気量が50%以上低下すること
無呼吸・低呼吸指数:1時間当たりの無呼吸と低呼吸を合わせたものをさす
【睡眠時無呼吸症候群の分類】
⒈閉塞性睡眠時無呼吸症候群
(一番多いケース約90%の睡眠時無呼吸症候群がこのタイプ)
睡眠中の筋肉のゆるみにより舌の付け根や軟口蓋(鼻と喉の堺の部分)が下がり気道が閉鎖することが主な原因です。
上気道の閉塞(閉じる)によるもので呼吸運動はあります肥満者は非肥満者の3倍以上のリスクがあると言われています。
⒉中枢性睡眠時無呼吸症候群(約3%)
脳血管障害・重度の心不全などによる呼吸中枢の障害で呼吸運動が消失するのが原因ほとんどお目にかかることがありません。(馬のいななきのようないびきが問われています)
⒊混合性睡眠時無呼吸症候群
閉塞性と混合性を混合したもの
【閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因はなにか?こんな方は注意が必要です】
⒈肥満による首部分の脂肪の増加
⒉首が太くて短い
⒊顎が小さい、顎が後退している
⒋舌のつけねや軟口蓋(鼻と喉の堺の部分)の気道への落ち込み
⒌扁桃腺が肥大している場合
⒍鼻の構造的な問題(鼻が曲がっている、小さい)
【こんな症状があった場合注意しましょう】
(主症状)
➀昼間の耐えられない程の眠気
②二階からでも聞こえる大きないびき
(症状)
寝ているとき
・いびきをかく
・息が止まる
・呼吸が乱れる
・息が苦しくて目が覚める
・なんども目を覚まし、トイレにいく
日中起きているとき
・しばしば居眠りをする
・記憶力や集中力が低下する
・性格が変化する
・性欲がなくなる
・体を動かす時に息切れする
【睡眠時無呼吸症候群の合併症】
肥満、高血圧、不整脈、虚血性心疾患、糖尿病、高脂血症、脳血管障害、動脈硬化性疾患など挙げられます。
最近では、いびきなどで精神科を受診された方の背後に合併症があるケースが多いです
【有病率】
日本での患者数は約600万人とも推定されています。
糖尿病の患者さんが700~800万人といわれていますので、それくらい匹敵する数になります。
【睡眠時無呼吸症候群の問題について】
➀家族などの同業者がいない場合、この病気の発見は非常に遅れてしまう。特に自覚症状がない場合誰にも発見されず、徐々に悪化して深刻な問題を起こしてしまう。
②深刻な問題は、自動車の運転中に強い眠気が発生し運転操作を誤って人身事故につながり、そういう事故をきっかけに症状が発見されるケースが目立つ。
【睡眠時無呼吸症候群の検査について】
*診断確定ができる検査は、医科の対応になります
➀精密検査…一泊2日入院して精密に検査をしてもらう
(FULL,PSG検査とも呼ばれています)
②簡易検査…診断名確定タイプで患者さんが自宅で装着する
③スクリーニングタイプ…診断名がつけられない
*詳しくは医科にお問い合わせください。
【歯科医にできること】
睡眠時無呼吸症候群の原因になる偏桃体肥大や骨格の特徴などは、治療の際に口腔内を見ることで発見できます。また、就寝時の気道確保のための機器、「睡眠時無呼吸症候群用のマウスピース」OA(Oral Appliance)の作成も、歯科医の大きな役割のです。
[Kuniデンタルクリニックは{睡眠時無呼吸症候群用マウスピース}作製を行っています。]
保険治療でOAを作成する場合、呼吸器内科や耳鼻咽喉科などの医科による「診断書」が必要です。
自費診療の場合は診断なしでも「睡眠時無呼吸症候群用マウスピース」OAの作成は可能ですが、医科の専門的な診療を受けることは大切という考えから、当院では医科の受診を強くお勧めしています。
【医科との連携が非常に大切】
睡眠時無呼吸症候群は、医科と歯科の連携がとても大切です。
① 歯科で睡眠時無呼吸症候群を発見⇒医科による検査・診断⇒歯科でOAを作成⇒医科に戻り、治療を継続
② 医科で睡眠時無呼吸症候群を発見、検査・診断⇒歯科でOAを作成⇒医科に戻り、治療を継続
歯科で「睡眠時無呼吸症候群用のマウスピース」を作製して使用後の数値の変化を医科で確認しなければなりません。
【まとめ】
日々の診療の中で、睡眠時無呼吸症候群は困っている人の多くが放置されている・気づかない病気だと感じています。「イビキがひどいだけ」と思われがちですが、重篤な病気との因果関係も近年証明されており、放置しておくのは危険です。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる患者さんの一助になるきっかけをまず作ろうと、長久手の歯科Kuniデンタルクリニックでは、睡眠時無呼吸症候群用のマウスピース(OA)の作成に行っています。また、睡眠時無呼吸症候群は医科において適切な診断を受けることをおすすめします。
何か不安や心配事・相談したいなどありましたら長久手市歯科のKuniデンタルクリニックではご本人にも分かりやすい丁寧な説明を心がけております。
当院では、お子様から大人の「睡眠時無呼吸症候群」に対応しており、無料相談も行っております。相談では費用がかからずどなたでも相談を受け付けています。何か気になることがありましたら、Kuniデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。
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院長山村邦仁
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