「~🦷歯じめまして🦷~」
【Kuniデンタルクリニックの歯の豆知識プログです】
皆様~🦷歯じめまして🦷~長久手市歯科のKuniデンタルクリニックの院長の山村です。
本日は、唾液について前半と後半に分けて説明していきます。
そもそも唾液に1日どのくらいでるかわかりますか??
唾液は、実は一日1~1.5リットルも分泌されています。
唾液には、お口の粘膜保護など様々な働きがあります。お口や歯をはじめ、私たちの体全体を守っているとても大切な機能でもあります。
【もう少し詳しくみていきましょう】
・唾液の働きとして挙げられるのは、歯ぐきや舌などの粘膜を保護して、傷つかないように
する「潤滑作用(潤滑)なめらかにする」です。ご飯を食べたり、お話しするのをスムーズにしている働きです。
食べ物に含まれるでんぷんを糖に変える「消化作用」は、よく知られており、ごはんをよく噛むとだんだん甘くなるのはこのためです。
また、「怪我したら唾液をつけておけば治る」と聞いたことがあると思います。それは唾液には「抗菌作用」があるからです。
また、食べかすを洗い流してお口に残るのを防ぐ「洗浄作用」や、お口の酸性度
(㏗)を正常に保って歯が溶けるのを防ぐ「緩衝作用(かんしょう作用)」、
細菌をお口の中から排出する作用など、虫歯や歯周病から歯を守る働きがたくさんあります。
また、唾液内の糖タンパクにより歯の表面に形成されるペリクル(膜)は、歯を保護します。
さらに、ペリクルはお口の中の粘膜を修復する成分含んでおり、傷を治す作用もあります。
また、唾液があるおかげで私たちが食事しておいしいと感じることができるうげん「味覚」が刺激されて感じることができます。
「味覚発現作用(みかくはつげん作用)」
『唾液が造られる場所は、どこにあるのか?』
唾液は主に三大唾液腺(この3つが主にメイン)でつくられています。
それぞれ、実は造られる場所で唾液の成分が異なってきます。
例えば、漿液性(しょうえき性)の唾液はさらさらしており、アミラーゼ
を多く含みます。
粘液性の唾液はムチンを多く含むため、ネバネバしています。
*唾液腺がどこの場所にあるか
耳下腺…最も大きい唾液腺。唾液の分泌量は二番目の多さ。さらさらした漿液性の唾液を分泌する。
顎下腺…二番目に大きい唾液腺。唾液の分泌量が最も多く、全唾液の60~70%占めており漿液性と粘液性の唾液を分泌する。
舌下腺…サイズも分泌量も一番小さい。漿液性よりも粘液性の唾液を多く分泌する。
また、唾液は一日を通じて、昼間は人が活動している時間のため唾液の分泌量は多くなりますが、逆に睡眠中は唾液の分泌量は少なります。なので朝起きて喉が渇いたり、口の中がネバネバしたり乾燥したり、口臭を感じるのはある程度、生理的現象のため仕方ないことなのです。
ただ、日常生活において、常に唾液が少ない感じがする、お口の中がネバネバする、ベロがヒリヒリする、ベロの溝がきになる、歯ぐきがヒリヒリする、痛い、口臭を感じやすいなど症状がある場合は、長久手市歯医者のKuniデンタルクリニックでの一度唾液の検査や歯の検査などの精密な検査をおすすめします。
次回は、唾液の減少による影響と唾液がなぜ減少するのかをお伝えします。