「~🦷歯じめまして🦷~」
【Kuniデンタルクリニックの歯の豆知識プログです】
皆様~🦷歯じめまして🦷~長久手市歯科のKuniデンタルクリニックの院長の山村です。
本日は妊娠によるお口の変化と赤ちゃんへの影響を
4つに分けて説明していきます
パート①
「妊娠期間の基礎知識」を見ていきましょう
[つわり]
妊娠初期におこりやすい、気持ち悪くなって吐いてしまったり、食欲が落ちたり、今まで好きだった食べ物が嫌いになったり、食の好みが変化することを「つわり」といいます。気持ち悪くて食欲が出ない「吐きづわり」と、何か食べていないと逆に気持ち悪くなる「食べづわり」タイプがあります。さらに、つわりの症状が悪化してしまうと水分補給ができなくて脱水症状が起きる、極端に体重が落ちるなど、日常生活を送ることができない状態を「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といいます。
[妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)]
主な症状は、血圧の上昇とタンパク尿で、妊娠20週~出産後1週の間に多く発症します。妊婦さんのおよそ約5%に見られます。原因は不明といわれています。初産婦、多胎妊婦、前回の妊娠で妊娠高血圧症候群があった人、もともと高血圧や血管の病気がある人などに良く見られます。15歳以下または35歳以上の妊婦さんもなりやすい傾向があります。
[妊娠糖尿病]
妊婦さんの約1~3%が発症する糖尿病のことで、発症に気づかず治療を行わない場合
母子ともに健康上の問題が生じるリスクが高まり、最悪胎児が死亡する恐れもあります。
原因のほとんどが、妊娠後期に血糖値が高くなるために、体内のインスリン需要が増大
するにもかかわらず、それに見合う量のインスリンが生産されないことによります。
実際に妊娠前から糖尿病があって、妊娠して初めて気づくケースもあります。
【妊娠による口腔内の変化を見ていきましょう】
妊娠すると、唾液の分泌量が変化しやすくなります。また、妊娠初期にはたいていの方に
つわりが起き、嘔吐を伴うつわりや食べ物の好みの変化により、歯の表面が弱くなること
があります。さらに、歯ぐきが赤くなり腫れたり出血しやすくなったり、歯ぐきの問題をおこしやすくなります。
これは、妊娠による体の変化がお口の変化を起こしい環境にあるとういうことです。
妊娠すると様々な変化が体に現れますが、それに伴いお口の中も変化します。嘔吐を伴う
つわりや食べ物の変化などにより唾液の酸性度(㏗値「酸・アルカリの度合を数字で表し
たもの」)が酸性に傾き、歯のエナメル質(歯の表面)が弱くなる可能性があります。
また食事回数が増加したり、不規則になり口腔内の環境が悪くなります。さらにブラッシングするだけで気持ち悪くなったりする方も多くいらっしゃいます。
唾液や歯ぐきが変化し虫歯や歯周病や歯肉炎を起こしやすくする
妊婦さんには、唾液の分泌量が多すぎて気持ち悪くなる方がいる一方で、唾液の分泌量が減って口の中がネバネバするとい感じる方がいます。
また、お口の中の環境を整えている唾液の働きが低下するため、口の中にプラーク(虫歯や歯周病の原因となる細菌の塊)が残りやすくなり、虫歯が発症・進行しやすくなります。さらに、その影響で歯ぐきが腫れたり、出血しやすくなったりします。歯肉炎が起きやすくなるほか、免疫力が低下することから、口内炎や口角びらんなども起こしやすくなります。
「まとめ」
長久手市歯医者のKuniデンタルクリニックでは、妊娠中にお口のケアが気になる方や「つわり」で歯ブラシが難しい方などお口の環境を向上するためのクリーニングや指導を行っております。また、管理栄養士が在住しておりますので妊娠中や出産後の子供やお母さんに対する、食のアドバイスや栄養指導も行っています。お口のケアと正しい食の管理の2つの観点から進めていきます。お気軽にKuniデンタルクリニックに相談してください。お待ちしています。