「~🦷歯じめまして🦷~」
【Kuniデンタルクリニックの歯の豆知識プログです】
今日は、「糖尿病とお口の関係について」お話します。
歯医者さんと糖尿病は、関係ないように見えますが、実は・・・深いつながりがあります。
➀どちらも実は歴史が古く、人類で一番古い病気は虫歯とされていますし、糖尿病も3000年以上の前から歴史があります。そして、どちらも時代がたつにつれて患者数が増加しています。現在は、日本における歯周病の割合は、成人の8割と言われ、糖尿病の患者さんは
予備軍も含むと成人の約4割に達すると言われています。
現在は、糖尿病の患者さんは、歯周病になりやすく、また重症化しやすいとされています
②歯に悪い食べ物は、実は糖尿病にも良くない・・・とういうことです。
砂糖が入った食べ物は、柔らかい物や飲み物に多く子供から高齢者まで幅広く毎日食べられたり、飲んだりしています。砂糖は虫歯菌の好物であるのは、よく聞くと思いますが実は
血糖値の急上昇にもつながります。そのまま、撮り続けると糖尿病のリスクも上昇していきます・・・ 逆に、「噛み応えがある野菜や玄米など」歯に優しい食べ物は糖尿病になりにくいことを覚えておきましょう。
③「糖尿病と歯周病はコインのように表裏の関係にあります」 歯医者さんで食の改善・指導や歯の検診を定期的に受けることで、歯周病の予防や改善につながり、歯周病の放置で、血糖値が上昇し糖尿病が悪化するといわれています。
【では、なぜお口と糖尿病につながりがあるのでしょう】
➀砂糖を摂ると虫歯を引き起こし、甘いもの食べると血糖値が上がる事は聞いたことがあると思います。だけど、糖尿病と虫歯が「甘いもの」を通じて繋がっていることは理解されてないようです。甘いものは虫歯の大好物であると同時に血糖値の上昇の引き金になります。
砂糖の正体は、「ブドウ糖、果糖」いう「単糖類」がくっついた「二糖類」と言われています。また、よく口にするご飯などに含まれるデンプンはブドウの房ようにブドウ糖がくっついた「多糖類」言われています。単糖類や二糖類は、お腹の中に入るとすぐ吸収されて血糖値を上昇させてしまいます。そのため、すい臓は血糖値を下げるためのホルモン(インスリン)をたくさん急ごしらえしないといけません。それに対して多糖類はつながった糖(房)を酵素とういうハサミで細かく切り刻まないといけないので消化に時間がかかるため
血糖値が上がりにくくすい臓への負担もとても小さくなります。
②歯周病はお口の中での問題だけではなく、「炎症」を通じて体全体に悪影響を与えます。
歯茎から腫れたり、出血したりすることは「炎症」起きている状態です。お体全体に見れば
小さい症状の一つですが、実はこれが知らない間に影響を及ぼすのです。歯周病による炎症は周囲に「サイトカイン」とういう悪いホルモンを吐き出します。それが影響して血糖値を下げる唯一のホルモン(インスリン)の邪魔をしてしまい血糖値が下がらない状態が続いてしまいます血液中のブドウ糖をうまく血管から体の細胞にうまく運べず血糖値をうまく下げれなくなるのです。
【まとめ】
糖尿病の方も予備軍のかたも、歯医者さんで適切な歯周病の治療を受け、定期的な検診を受けて、また、適切な食事生活をすることでお口の環境が変化します。お口の環境が良くなると歯周病菌も少なくなります。それにより、インスリンの作用もうまく働くようになります。
お口と糖尿病の繋がりはお口の健康を維持することでインスリンの活動を健康にするという事です。
長久手市久保山はなみずき通駅すぐのKuniデンタルクリニックでは、お口の健康を通じて皆様が生涯健康でいられるようサポートしていきたい。歯周病の治療はもちろん、食の選び方もとても大切になります。
当医院では、管理栄養士も在住しておりますので歯の治療だけではなく、食のアドバイス・指導等も必要な場合又は希望される場合、治療と同時に行うことができます。